香港 風俗 夜総会は信じられない美女に出会える場所だった

中国

「ジャンボキングダムって知ってる」シャワーを使い終わった彼女が側にやってきたので聞いてみた。「もちろん」お客さんや家族となんども行ったそうだ。今アバディーン湾にそのレストランは浮いていない。窓に見えるのは街の灯りと重なって映る長身の美女、そして腹のでた中年男である。

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旅の教訓 香港へいったら夜総会にいこう

彼女は私と同じくらいの身長があり、赤味がかった髪にエキゾチックな風貌をしている。英国人の血が4分の1流れているそうだ。とてもスタイルが良くて美人である。香港の夜総会でなければ私なんぞが絶対につきあえない高嶺の花である。夜総会は少々お高いがこんな美人に遭えるからやめられない。

夜総会は観光客向けと現地人向けの店があるので気をつけないといけない。過去に現地の人の店に入ってとても怖い目にあった。観光客向けは尖沙咀(チムチャーツイ)や香港島北部、香港人向けは佐敦(ジョーダン)や旺角(モンコック)にある。その一件以来現地在住の人に教えてもらった店以外いけなくなった。今夜は飲み代と一緒に帰る分を合わせて2500HKDくらい、その値打ちは十分にある。

彼女の手が伸びてくる「日本人は、それのことをチンポウと言うんだよ」「まぁ珍宝王国と同じなのね」ジャンボキングダムだからこんなに立派なのねとは言わなかった。

かつてあった珍宝王国

かつて香港に「ジャンボキングダム」という海上レストランがあった。1952年に創業し、何度も改装されて最後はジャンボフローティングレストランとタイパックフローティングレストランの二隻が連結されて巨大な竜宮城のようになった。

華麗さと料理の美味しさから香港有数の観光名所になり、エリザベス2世やデビットボウイ、トム・クルーズなど著名人が訪れ、007シリーズやジャッキーチェンの映画が撮影された。田中芳樹の創竜伝の舞台にもなり小早川奈津子によって散々に壊される。

その姿には中国4千年の歴史が生み出した巨大さと華美があった。その漢字名は日本人をにんまりさせる。ジャンボフローティングレストランは珍寶海鮮舫、タイパックフローティングレストランが太白海鮮舫、二つあわせてジャンボキングダム、漢字は珍宝王国になった。さすが白髪三千丈の国、珍宝王国とななんとスケールの大きいことか。

彼女の手がゆっくりと動き出す。この王国はとても小さいので動かす幅は少しで足りる。ただその動きで領土は何倍にも広がる。広がってもしれているが、気持ち良すぎる。これならバイアグラなんか必要なかった。

バイアグラの発売に隠された謎

バイアグラを知らない男はいないだろう。若い女性も使った男に出会わなくても、名前くらいは知っている。そのくらい有名な薬である。バイアグラに続いて、シアリス、レビトラと開発されている。この勃起不全治療薬は、今や男たちの希望の星でありなくてはならないものになっている。

若い人にはわからないが「あぁ気持ちいぃ、とても硬いわ」とか「今日はどうしたの、すごく硬い」と言われるのは殊の外嬉しい。喘ぎながら言われるともう堪らない。それがわからない若さとはなんと罪なことか。

バイアグラは1999年3月に発売されている。それは20世紀の終わり、二千年記末のミレニアムの年である。勃起不全治療薬が世紀末現れたのは偶然とは思えない。キリスト教は千年紀の終わりに不吉な事が起こるとされる。それはバイアグラの誕生のことなのか。それをテーマにしたのが映画「エンド・オブ・デイズ」だ。

20世紀末のニューヨークを舞台にアーノルド・シュワルツェネッガーが扮する刑事が、女性を守ってサタンと戦うアクションホラーである。サタンは世紀末に地上に現れ。選ばれた女性と年が変わる直前の不浄の時間に交わろうとする。成功すれば神の世界が終わりサタンの王国が出現する。性交が成功とダジャレを言っている場合ではない。ただ交わるとき人間の男の身体に乗り移らねばならないと言う弱点があった。

映画 「エンド・オブ・デイズ」が暗示するもの

主人公の刑事ジェリコは妻と娘を強盗に殺された経験から、信仰を捨て自暴自棄な生活を送っている。ある日彼は何者かに狙撃されている証券マンを助けた。犯人は元神父で沈黙を守るために自分の舌を切り取っていた。また彼は自宅で数人の男に襲われている若い娘クリスティーヌを助ける。襲った男たちはバチカンの紋章を残していった。なぜ聖職者が人を殺そうとするのか。彼は心ならずも教会と悪魔との戦いに巻き込まれていく。

やがてミレニアムに湧く冬のニューヨークにサタンが現れる。サタンはジェリコが助けた証券マンに憑依して次々と邪悪な力発揮する。彼が助けたクリスティーヌは選ばれた女性だった。バチカンはサタンには勝てないと考え彼女を抹殺しようとする。

悪魔崇拝者も罪のない女性を殺そうするバチカンもまた怖い(法王は反対する)ジェリコはサタンとその信者、バチカンの騎士の両方から彼女を守って戦う。サタンは殺された妻と娘を蘇らせてやろうと誘惑するが屈しない。だがサタンの力は強大であり、追い詰められた二人は教会逃げ込こむ。

教会に現れたサタンは聖像を破壊しジェリコの身体を乗っ取る。憑依されたジェリコはクリスティーヌを犯そうとするが、その寸前、自分の意識を取り戻し天使の像が持つ剣の上に身を投げる。サタンは再び地下に封印され、彼は現れた妻と娘に導かれて天国へ召された。キリスト教の不気味さとシュワルツネッガーらしいアクションが盛り込まれた面白い映画である。

サタンの弱み 勃起不全のリスク

この映画とバイアグラに何の関係があるのか。サタンは女と交わるとき人間の男の身体を借りねばならない。しかも交わるチャンスは一千年に一度だ。もしあなたがサタンの立場だったらどうだろう、もの凄いプレッシャーを感じないだろうか。失敗はできない、勃たなかったらどうする。飛田新地や松島新地で短時間性交の修行を積んでいれば別だが、普通の男はプレッシャーに弱い。

サタンのリスクはまだある。若い男の身体に乗り移れれば良いが、乗り移ったのが老人や勃起不全の男だったらどうしよう。不浄の時は短い。リスクは最小限にしないといけない。どうする。サタンはバイアグラの化学式をファイザーの研究者に囁いた。悪魔の囁きである。バイアグラは世紀末の世界から勃起不全の人間を減らすための悪魔の企てだった。

バイアグラはシルディナフィルクエン酸、シアリスは塩酸バルデナフィル水和物、レビトラはタケフィルという化合物である。こんな難しい化合物を、水上レストラン珍宝王国の名前に似た男の器官と結びつける研究者者の頭の構造はいったいどうなっているのか。

化学式と珍宝が繋がる科学者の頭

研究所では分別さかりの学者や若い女性研究員が、日夜その器官を固くする研究している。化合物を見つけたら効果を検証することが必要になる。データの収集のために何千本もの器官が集められ、何リットルの精液が飛ばされたのだろうか。毎日毎日、初老の男が集められ下半身を露出する。スタッフは薬を与えながら視覚や触覚に刺激を与えて反応を見る。

白衣の女性スタッフがエロチックなポーズを取るのか、それともポルノ女優が呼ばれたのか。ゲイのためにポルノ男優が来たかもしれない。使い込まれた大小の器官が林立し射精の呻きと精液の臭いが漂う。なんと悪魔的な光景であろうか。

エンド・オブ・デイズの悪魔崇拝者の地下集会より過激ではないか。日本人と白人はサイズが全く違うから効果も違う、日本でも独自の治験が行われたはずである。当時のスター「桜木ルイ」や「あいだもも」が呼ばれたかもしれない。できるものなら行きたかった。

旅の教訓 風俗のリスクを下げる薬たち

ミレニアムほどではないが、風俗でも限られた時間で成果を上げないといけない。懐具合を考えると失敗は許されない。デリヘルのお嬢さんによると、最近は40代の男性でも使っているそうだ。リスクを避けないといけない。エンド・オブ・タイムの世界である。

バイアグラは服用してから1時間くらいで効果が現れ3時間くらい持続する。シアリスは3時間前で20時間以上、レビトラは15分前で4時間以上効果がある。個人的な感想だが、バイアグラは酒をたくさん飲むと効果が薄い。シアリスは効果が持続しすぎて終わったあともムズムズし続ける。レビトラは直前でも効くから風俗で使いやすい。

薬のお陰か彼女の魅力か、我が王国はこれ以上無いほど領土を広げている。ハドリアヌス帝のローマ帝国かフビライ・ハーンの元帝国か。彼女は帝国を手の平に包み妖艶な目で見上げてくる。薬など必要なかった。自然な女性は薬にまさるのである。

売春が合法な国は、国連加盟国195 のうち68ヶ国あるそうだ、香港も国でないが合法である。取締りが厳しくなった中国に残された最後の楽園かもしれない。残された時間は短い。

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