中国 マカオ 中国の夢はサウナに残っていた

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目の前にたくさんの女性がいる。その女性たちが次々とやってくる。豊満な胸を押し付けてくるかと思えば股間にお尻をこすりつける。あそこにお乳を押し付ける、最後は立たされて少しだけだがパクッである。これは過激だなぁ。「今夜はかもさん好みのサウナへ行こう」ふくまれながら友人の言葉を思い出していた。

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旅の教訓 中国の夢はマカオのサウナに残っていた

本当に過激である。風呂上がりの裸だから効く。いやはやこんな世界が中国に残っていたとは。いってしまいそうだが、それだけは耐えないといけない。いや一回イッていたほうが良いのか、でも周りにそんなやつはいない。

「君はいかないの」ここに入る前の会話である。「僕はカジノで遊んでくるから。明日ホテルの朝食で集合しよう」「そんな、僕初めてだよ」「大丈夫、難しいことなんかないよ。ハイこれプレゼント、これで入場料と普通のマッサージはOK、かもさんの好きなのは自腹でね」ビキニの女の子が印刷されたチケットを渡された。「冷たいなぁ」と思った気持ちはもう忘れてしまった。ここは昔の上海や広州みたいだ。中国の夢がマカオ特別行政地区に残っていた。

マカオはこの年になるまで来たことがなかった。昨日は上海で雑技団を見るだけという健全すぎる夜を過ごした後、香港の友人を訪ねた。上海の夜は予想通り駄目だったと話す。「今日は香港で一泊して、明日マカオへいこうよ。残念だった上海の夜を取り戻せるよ」「中国はどこも同じじゃないの」「香港もそうだけど特別行政地区はある程度自由だよ」「マカオは怖くない」「何を言ってんだか、マカオは普通の大都会だよ」

香港とマカオは魔界都市のイメージが強い。どうも子供の頃に読んだ都市伝説がいけないようだ。日本女性が香港のブティックで試着室に入ると壁が突然開き誘拐されてしまう。数年後アラブの国で救出されるが、そのときはもう両手両足を切られた達磨になり性交用の玩具にされていた。

バイオレンスジャックのスラムキングが連れている人間犬のようにされていたとか、怖い話が純粋な子供心に刷り込まれてしまった。さらにマカオはカジノの街である。燃えよドラゴンの首領ハンやラッシュアワーのカジノ王のような人物が街を仕切っていて、日本人観光客は夜な夜な攫われて漢方薬の原料にされてしまう。

旅の教訓 マカオは世界遺産の残る近代都市だった

それがですよ、来てみれば近代的な高層ビルやカジノが立ち並び、大航海時代の世界遺産のが31もあり、世界的なマカオグランプリが開催される大都会だった。都市伝説の馬鹿と言いたい気分である。

マカオは広州から南へ145キロ離れた珠江の河口のマカオ半島とタイバ島とコロネア島からなる地域だ。ポルトガルの植民地時代を経て現在は中華人民共和国のマカオ特別行政区である。中国大陸にあったヨーロッパ諸国の植民地のなかでは最も古い。

1513年にポルトガル人が渡来し1999年に中国に返還されるまでその影響下にあった。16世紀から17世紀はアジア貿易の拠点として大いに栄えた。日本が鎖国をする前、長崎との貿易も大規模に行われている。イエズス会のフランシスコ・ザビエルもここを拠点にした。

長くポルトガルの影響化にあったことからキリスト教やポルトガル文化が色濃く残り、聖ローレンス教会、聖ポール天主堂跡、セナド広場、セントドミニコ教会などの西洋風の世界遺産がたくさんある。有名なエッグタルトやシェラスコなどポルトガル料理を提供する料理店も多い。

カジノは返還後国際入札によって外資を導入したことが現在の隆盛につながっている。博打と言えば黒社会であるが「マカオの影の総督」と呼ばれる実業家よって落ち着いた。彼はポルトガル政府や中国政府と友好的な関係を持つ人物である。怖がることなど無かった。香港でもフィリピンでそうだったが思い込みで行かないのは損をする。

旅の教訓 マカオに行ったらポルトガル料理を食べよう 

「今日のホテルはワルドホテルを取っている。そこの6階にイースト・スパ・クラブ(東方水療会)というサウナが入っているからそこが良いと思うよ。店は中級店だけどショータイムが面白いんだ。かもさんにはピッタリだよ」「どんなショーなんだ」「行ってみればわかるよ」彼は笑うばかりだ。

香港からマカオまではフェリーで渡った。友人は、港珠澳大橋という長い橋もあるがフェリーのほうが感じがでると言う。確かに船は気持ちい良い。気分はもうハンの島へ渡るブルース・リーである。アチョー、オープニングの音楽が聞こえてきそうだ。一時間くらいで着く。「昼ごはんを食べよう、ポルトガル料理のいい店があるんだ」こちらはさっぱり分からないのでおまかせである。

大きなビルが立ち並ぶ通りから細い道にはいると、庶民的な街並みがある。非常に健全そうだ。暫く歩くと澳門福龍萄國餐というこじんまりした店が見えてきた。なるほど名前は中華だが雰囲気はスペインやポルトガルのレストランである。英名はDragon Portuguese Cuisine、かっこいい。「混んでそうやで」「大丈夫、予約しておいたから」「かもさん、黒ビールが好きだったよね」いつでも隙のない奴である。

彼はテキパキと注文していく。最初はSUPER BOCKというポルトガルの黒ビールである。ギネスやサッポロの黒と同じように美味い。メニューにシンガポールの蟹料理みたいなのがあるが「それば夜にすべき」と簡単に却下。前菜はサラミの煮物にする。オリーブとニンニクが効いてビールのアテに最高だ。

旅の教訓 アフリカンチキンとダックライスは外せない

続いてアフリカンチキンが出てくる。ポルトガルと中国が融合したマカオ料理だそうだ。チキンのの揚げ物にスパイシーソースかけてある。次はアサリの白ワイン蒸し。日本のアサリの酒蒸しと同じだ。酒の香りは違うが美味い。バカリャウというポテトとタラのコロッケは塩味が効いてこれもまたビールにピッタリだ。

「もうお腹いっぱいだよ。昼から食べすぎだよ」「そう、だったらダックライスを食べて終わりにしよう」まだ食べるのか、と言ってるうちにダックライスが出てきた。ダックというがカモの肉である。それが入った炊き込みご飯だった。日本の炊き込みご飯とは随分違う味だが、カモの肉が沢山入っていて美味しい。

たいへん良い気分になった。お代は800香港ドルくらいだった。日本円で16000円くらいか。昼飯にしては食べすぎでないの、いや飲み過ぎか。夜はサウナは料理が利用料金に入っているからそこで節約したらよいそうだ。その後ほろ酔い気分で聖ポール天主堂跡へ行ってホテルへ帰って一寝入りした。 

旅の教訓 サウナはホテルの中にある(昔は中国KTVもホテルに有)

宿泊するワルドホテルにイースト・スパ・クラブはある。昔は中国のホテルにもKTVがあるところが多かった。それが段々無くなった。そんなシステムがマカオにはまだ残っていたのだ。「かもさん一人で行って来て」友人の無情な宣言を受けて一人でサウナに行く。チケットを出すとロッカーのカギを渡される。ロッカーに服をしまって風呂へ行く。確かに難しいことはない。

休息室はとにかく豪華である。まず湯に浸かって残っている酔いを覚ますことにした。水風呂が良いかと浸かってみたが冷たすぎてだめだった。冷やしているだろう、これ。可愛い女性が身体を洗ってくれるという。AV人妻温泉癒し系の趣味で男性客の身体を洗う人妻か。それともサービスか、と思ったがしっかり料金がついていた。料理と規定のマッサージ以外は有料なのである。

旅の教訓 ショータイムはマッサージだけの客にもある

身体も綺麗になったし、酔も覚めた。レビドラも飲んだ。準備万端で休息室のソファーに座る。そんなオヤジが増えるとショータイムが始まった。もう触られるやら押し付けられるやらパライソの気分である。これですよ。ショーのサービスはサウナ利用だけの客も受けられるようだ。

ショーの次はショーアップである。マカオのサウナは、中国人、台湾人、ベトナム・タイ等の東南アジア系、ロシア、日本人など人種で値段の差がある。女性の容姿でも変わる。モデルクラスは高い。普通の女性は1400~1800HKD(27000〜35000円)モデルクラスは2000~2600HKD(39000〜57000円)日本人は6000HKD(117000円)くらい。日本人は高すぎるだろう。

高くて手が出ないのも確かだがここまで来て日本人はないだろう。モデルクラスは綺麗だけど高い。だがここはVISAカードが使える。さてどうしよう。(続く)

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