インスタを見ているとなんとなく世界の流行が分かるようでつい見てしまう。最近よく流れてくるのが、若い女性がサラダボールやクッキーの缶などを胸の前に持っていて、それを動かすとトップスからはみ出した乳首がチラッと見える動画である。どの女性も綺麗で大きな乳房をしているのでつい見てしまう。しかしこんなことをして乳首を見せたい女性の心理がいまいち理解できない。

インスタに見る女性心理
これの進化というか別バージョンというべき動画もある。女性が座って足の指を開いたり組み合わせたりする。何をしているのだろうと指の動きを見ていると、足の間にチラッとアワビが見える。見えると得をした気分になるのだが、疑問も湧く、なぜこんなことをするのだろう。見せてはいけない規則へのチャレンジか、権威へのレジスタンスか。知り合いの風俗嬢に聞いたら「単なるインプ稼ぎでしょ」の一言だった。淫靡な陰部でインプを稼げるのだから女性は強い。
いやインプレッションが欲しいだけでは無いだろう。女性は見せたい本能がある。だからこんな動画の上げるのだ。そのくせ、男が厭らしい目で見てくるとか、スカートのなかを覗くとか非難ばかりする。インスタで乳首を見せるなら、電車でパンツくらい見せてくれても良いではないか。女性心理はまことに不可解である。
もう一つ、インスタで良く流れてくるのが中国のショートドラマだ。最近、大金持ちの正体隠しや恋愛物に新しいシリーズが加わった。そのなかでハマっているのが「DramaBoxの妻三人から無双生活」と「 GoodShortsの嫁を娶れば強くなる」だ。二つともストーリーはほぼ同じだが上品さが少し違う。
ドラマの舞台は中国、五胡十六国時代くらいか、戦乱が続く社会に転生した主人公が、三人の妻を娶ることで能力を向上させていくゲームである。三人の妻を持つのは馴染めないがドラマに違和感はない。妻たちの仲が良いからだ。

ショートドラマ 妻を三人娶って戦闘力アップ
「DramaBoxの妻三人から無双生活」の主人公、孫堅は貧乏書生で、村のみんなから馬鹿にされている。そんな彼に大学生が転生する。彼は多量の年貢を収めるのを条件に三人の女奴隷を手に入れる。没落した商家の娘、傾城、武術の達人、紫剣、王族の末裔、婉児である。やつれているが貧乏書生が手にれるのには不相応な美人たちだ。
孫堅を信用してよいものか。だが行く宛がない。お腹も減っている。孫堅について行くしかない。孫堅はそんな彼女たちに優しく接する。お腹をすかしている彼女たちに、ガチャから獲得したカップ麺をご馳走する。「肉が入っている、この男は信頼できるかもしれない」紫剣ちゃんがつぶやく。傾城ちゃんは美味しいカップ麺を食べさせてくれた孫堅を好きになる。婉児ちゃんもしぶしぶカップ麺の美味しさを認めた。
彼女たちの好感度に合わせて孫堅の能力と使えるアイテムが増えていく。彼はそれを使い課題をクリアーしていく。彼が強くなり裕福になるにつれて彼女たちは彼を愛するようになる。その途中の女心が可愛い。彼女たちの心に嫉妬や競争が芽生えるが、彼女たちは旦那さまが大切とその気持ちを上手く抑える。優しい妻たちと能力アップ、まさに男の天国である。
「妻三人から無双生活」は結婚生活のセックスを暗示するだけだが、「 嫁を娶れば強くなる」はもう少し露骨だ。主人公、李万年は老いぼれてヨタヨタの老人だった。彼に転生するのは武術の達人である。だがその能力は封印されている。

ドラマの中の優しい女性たち
そんな彼の村に兵隊を募集する政府の役人がやってくる。褒美は痩せて汚れた奴隷の三姉妹だった。姉妹は汚れているが美人である。彼は一年後戦場へ行く約束で彼女たちを譲り受ける。怯える姉妹を家につれて帰り、自分と同じ食事を与える。お腹にいっぱいになった姉妹は家に残る決心をする。
その夜、次女の婉言が万年を呼びにきた。「姉の婉仙がお風呂で待っています」「どうして本人が来ないのだ」「行かれると分かりますでしょう」彼が行くと婉仙が湯船の中で待っていた。彼女は彼の身体を流しながら身体を寄せていく。
結ばれた次の朝、システムが能力アップを知らせてくる。万年は女性と交わると戦闘力があがり、若返っていくのだった。その日から姉妹との交わりの日が始まる。究極の姉妹丼であるが彼女たちは嫌がらない。
朝、部屋からでてくる万年と姉をみて呟く。「このジジイ、また若返った。おねえちゃんも若くなってる。あれをすると潤うのはわかるけど」「おねえちゃん、良かった」「ばか、おませだね」恥じらう婉仙と婉清が可愛い。末娘の婉清も初夜を恐れながらも期待する。
若返った万年は、その後も傷ついた女将軍や身請けした芸妓を連れ帰って能力アップに励むのだった。美人とアレをして若返って戦闘力が向上して出世して行く、なんともアホらしいストーリーだが出てくる女性が可愛いのでつい見てしまう。面白い。

房中術で若返り
なぜこのようなドラマが生まれたのか。中国は昔から房中術の研究が盛んだった。陰陽二元論から男女(陰陽)の性が交わることを重要視した。漢書の芸文志に書かれた房中術の要点は「楽しみに節度があれば、心は穏やかで長生きできる。おぼれて顧みなくなれば病が生じ、いのちが損なわれる」やりすぎると身体に悪いが、そうでなければ長生きに役立つのだ。
房中術の書には色んな性愛技術が記されている。肝心なのは女性が十分に興奮した状態で交わることと男は精液を漏らしても気を漏らさないことである。そうすれば若さを保てる。これは現代日本でも同じで若いおねえちゃんと付き合うオヤジは若い。ショートドラマはそんな中国の伝統から生まれた。
そしてもう一つ理由がある。ヒントはドラマの中にある。登場する女性たちはみな優しくて旦那に従う。婉児ちゃんや紫剣ちゃんや傾城ちゃん、 婉仙ちゃんも婉言ちゃんも婉清ちゃんも、みんな旦那さまを立てる。現代中国の攻撃的な女性とは全く違うタイプだ。
彼女たちは、対応が悪いとファーストフードの店のカウンターに突撃したり、席を譲らないからと老人を蹴飛ばしたりしない。まして町中でパンツ丸出し乳首を出しで取っ組み合いなどしないのである。ドラマの女性は中国男性の夢の化身なのだ、きっと。

可愛い日本の女性たち
そんな女性たちが普通にいる国がある。日本である。中国の男たちが続々とやって来るのは日本女性が目的なのだ。日本の男たちは日本女性の貴重さを忘れてはいけないのである。
 
 



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