日本 石和温泉 日本にもハーレムがあった

日本

観光ホテルの屋上に露天のおおきなジャグジーバスがある。そこに男5人と同じ数の女性が浸かっている。湯舟の中は泡で見えないが女性の手が時々あそこに触れてくる。こちらの手も女性の胸やあそこに触れる。それでも「やだ~」とか言いながら体を寄せてくる。

スポンサーリンク

星空の下の貸し切り混浴露天風呂

頭上に星空が広がり笛吹川の瀬音が聞こえてくる。のぼせそうになった女性が湯舟から上がり涼んでいる。若い肌が湯を弾く、これは良いなぁ。日本の温泉文化は素晴らしい。屋上はさながらハーレムのようだ。

今回の旅の発端は品川の居酒屋だった。「石和温泉のスーパーコンパニオンがいいらしいですよ」「ヤンキーあがりのお姉ちゃんばかりじゃないの」「違います、白石なんとかという女優がいたくらいレベルが高いんですよ」「ほんと」言ってるうちに計画が進み、会社の部門を超えた総勢20人での出発となった。

スーパーコンパニオンとはどのような存在なのか。単におさわりをさせてくれるだけなのか。期待は膨らみ続ける。結局10人のコンパニオンを予約した。夜の6時から8時までは普通のコンパニオン、8時から10時までがスーパーコンパニオンである。というと別の女性たちが来るのかと思えばそうではない。同じ女性が8時を境にノーマルからスーパーに変身するのだ。料金も倍になるのだが。

スーパーと聞けば、ドラゴンボールの孫悟空がスーパーサイヤ人に変身するのを思い出す。普通の女がムチムチ豊満美女になるのか。インスタに登場する中国人のおばちゃんのようにブスから超美人に変化するのか。まぁそんなことはないだろうが期待は膨らむばかりだった。

スーパーコンパニオンを求めて石和温泉へ

さて当日、甲斐の山々、日に映えて我が出陣に憂いなし~、ということで出発した。

石和温泉は山梨県笛吹市にあり石和と書いて「いさわ」と読む。笛吹川のそばにある静かな温泉である。1961年(昭和36年)にブドウ園から湯が湧きだしたのを始めとするから比較的新しい温泉になる。当時から湯量が豊富で溢れた出た湯が川に流れ込み露天風呂となった。青空温泉とよばれ男も女も子供も混浴で楽しんだ。道路から丸見えの混浴とはおおらかものだ。

笛吹の桃は絶品である

山梨県といえば、武田信玄、富士山、山梨ワイン、水晶、ほうとうなど有名なものが多いが、なんといっても果物は知る人ぞ知る逸品揃いである。春の苺から始まり、サクランボ、桃、ブドウとどれも美味しい。特に桃は絶品である。来る途中の直販所で買った桃は最高に美味しかった。

直販所の桃は新鮮で完熟だから通販のものとは一味違う。地元の人は熟して自然落下した桃が美味しいという。ブルーシートの上に落果したものを食べさせて貰ったことがあるが、手がべたべたになるほど果汁が溢れていて甘かった。まさに熟女の味、だが桃尻娘の少し硬いお尻が好きな人が食べても美味しいはずだ。

地球温暖化の影響も山梨の桃が美味しい理由にある。桃と言えば岡山だが近年は山梨や福島、山形産が美味しい。気温の上昇が産地の緯度を上げている。美味しい果物が食べられる自然は残したいものだ。

コンパニオンは可愛かった

さて宴会が始まった。舞台を背にしてお膳がコの字に並べられ、上座に団長の私と長老の社員が並んで座る。両脇に若手社員が座る。会社のしきたりは団長の挨拶から始まる。おもむろに立ち上がり話しだしたとき、コンパニオンが静かに入ってきて座敷の後方に座った。

みんな可愛いのである。それを見た若手が騒ぎだす。見た目は普通のお嬢さんである。少し短めのスカートのスーツを着ている。スカートから除く膝小僧が妙に色っぽい。足フェチにはたまらない。畳の上のスカート姿はストッキングのマチの部分が欲情をそそる。

「あの子がかわいい」「早く飲みましょう」「もういいじゃん団長」と誰も話なんぞ聞いていやしない。慌てて乾杯して宴会となった。宴会はコンパニオンのお酌で盛り上がる。浴衣の前がはだけるのも何のその、みんなおっさんである。理論上は二人に一人のコンパニオンだから常に傍に女性がいる。これがけっこう大事だ。

団長は偉いのでチーフの女性が担当として付く。ボブカットに切れ長の目、背が高くスタイルの良い女性だった。彼女を独占できるとは役得、とほくそ笑んだが旨いことばかりでないのが世の常である。

スーパーコンパニオンに変身だ

ノーマルの時間帯なのに場は盛り上げって行く。そしていよいよ8時が近づくノーマルからスーパーへ変わる時間である。黄金のオーラと共に小早川玲子やヘンリー塚本の巨乳美女に変わるのか。それともクレオパトラや楊貴妃のような超美人になるのか。7時55分くらいから男たちの期待が高まり直前にはカウントダウンが始まった(アホです)

とうとうカウントが0になった。男たちの欲望は頂点に達する。しかし彼女たちは変身しなかった。ただ静かに服を脱ぎだしだ。上着を脱ぎスカートを脱ぎブラウスを脱ぐ。そしてブラジャーを外してトップレスになった。パンツまで脱いでいる娘もいる。これは変身ではなく脱皮だ。ノーマルコンパニオンはスーパーコンパニオンに脱皮するのだ。でもこれも良い。

それからは無礼講である。至るところに裸体がある、残念だが男の裸もある。総勢10人の裸体が乱舞する(踊ってはいないが)酒池肉林の世界である。いつしか殷の紂王の気分になっていた。会場は笑いと嬌声に包まれる。ふと気づいたのは団長の横には常にチーフがいる。だから他の娘がやってこない。あいつらはとっかえひっかえ色んな女性のお乳を堪能している。ちょっと羨ましいぞ。

ジャグジーバスはハーレム状態

「みんなでお風呂いきませんか、屋上に貸し切り露天風呂があるのよ」「ほんと君らも一緒に」「当然」とチーフが耳元でささやく。湯舟はジャグジーになるそうである。チーフの手が太腿の微妙な位置で動く。そんなこともできるのか、アメリカのセレブみたいだ。うなずくしかない。

振り返ると脱衣所でチーフともう一人の女性が浴衣を脱いでいる。さすがに裸のままでの移動は無理だった。背をこちらに向けて浴衣を脱ぐと黒いブラジャーとパンティが現れる。逆三角形の背中と良く張ったお尻から勇者のオーラが漂っていた。

さてお風呂も終わり部屋へ戻って宴会は続く。彼女たちは相変わらず裸である。「そろそろ時間だけど延長どうする」悪魔のように囁く「そりゃしないといけないでしょ」その延長も終わるとさすがに眠くなってきた。

旅の教訓 彼女たちにアフターはない

「そろそろお開きにしようか」「団長、お腹減りました」「アフターってないんですか」チーフに訊ねると「この後予定ないし大丈夫よ」・・・悪魔はやさしいのである。という訳で、カラオケボックス組とラーメン組に分かれて出発した。「みんな勘違いしてますよね、これ銀座のアフターと違って料金かかりますよ」という天使の声が遠くに聞こえるが誰もやめようとしない。

「ねぇ団長、この後もあるのよ」悪魔は再び囁く。大きな歌声が響くなか鮮明に聞こえる。手はもうアソコの上に乗っている。石鹸の匂いが強くなる。いままでみんなでお風呂に入っていたのだから当たり前である。囁きが欲望を刺激する。「いくら」「5万円」欲望は急速にしぼんだ。「ごめんね」「いいの結構使ってくれたからありがとう」ハグしてくれる彼女の胸は大きかった、あれ変身した。

旅の教訓 アフターはカラオケボックスが良い

朝になり請求書が旅館から回ってくる。「なんじゃ、こらー」の松田勇作ではないが吃驚する。延長もカラオケもラーメン屋もしっかりついていた。パックの料金に加えて、延長1時間カラオケ2時間くらい、スーパーは1時間14000円くらいのはずだからこんなものか。

ラーメン組はラーメンや餃子を奢って健全にビールを飲み、カラオケ組はイチャイチャしながら歌った、同じとはひどいじゃないですか、の声もあったが却下である。かくしてホテル近くのコンビニのATMに浴衣姿のいかつい男たちが行列をすることになったのである。

みんな支払いに青くなったが帰りは爆笑に次ぐ爆笑だった。宴会やアフターで起こった傑作な出来事を言い合っては笑う。素っ裸に半纏だけで街に繰り出した猛者もいたそうだ、良く捕まらなかったものとまた笑う。思い出を共有して笑う。これを「DIE WITH ZERO」のビル・パーキンスは思い出の配当と呼ぶ。人生で残すのはお金より思い出が良いのだ。

「これで要領は分かりました、アフターに気を付けてまた来ましょう」とみんな満足した。日本のスーパーコンパニオンもなかなか捨てたもんじゃない。いいじゃないか、石和温泉。

日本の固有文化 温泉宴会

裸で温泉につかりその後に宴会を楽しむのは日本固有の文化である。宴会に同席し男性を極限のエロで楽しませるスーパーコンパニオンもまた日本固有である。会社の慰安旅行が減り温泉旅館の宴会を知らない若者も増えた。日本の遊びの源泉がお座敷宴会にある。

そのミームは日本男性のなかに眠っている。体験してみればほんとうに楽しいと感じるはずである。やりすぎると高くつくが。

コメント

タイトルとURLをコピーしました